歯を動かさずに整える
選択肢があります。

ラミネートベニア

About
歯の形や色を、口元全体の印象まで含めて整えたい方へ。

前歯のすき間、歯の形、左右のバランス、ホワイトニングでは改善しにくい歯の色。こうしたお悩みには、歯を動かす「矯正」のほかに、歯の表面に薄いセラミックを接着する「ラミネートベニア」という選択肢があります。

最初にお伝えしたいことがあります。ラミネートベニアは、歯の表面を削る処置を伴います。一度削った歯は、元に戻すことができません。

だからこそ当院では、ラミネートベニアが本当に適しているのか、マウスピース矯正やホワイトニングなど他の方法のほうがよいのかを、検査のうえで比較してご説明します。

Veneer

ラミネートベニアとは

歯の表面を必要な範囲で薄く整え、その上にセラミック製の薄い修復物(症例によりジルコニアを使用する場合があります)を接着して、歯の形・すき間・色を整える治療です。修復物は、当院が指定する国内の歯科技工所で製作します。削る量は、歯の状態や治療計画によって異なります。治療前に、どの歯をどの程度削る可能性があるかをご説明します。

歯を動かす治療ではないため、矯正とは異なる期間・流れで治療を進められます。一方で、健康な歯を削るという代償を伴います。この「得られるもの」と「失うもの」の両方をご理解いただいたうえで、選んでいただきたい治療です。

Comparison

矯正とラミネートベニア——どう違うのですか?

マウスピース矯正 ラミネートベニア
方法 歯を動かして整える 歯の表面に薄いセラミックを接着する
歯を削るか 歯を大きく削る治療ではありません。ただし、スペース確保のため歯と歯の間をわずかに削る処置(IPR)を行う場合があります 歯の表面を削る処置を伴います。一度削った歯は元に戻せません
期間の目安 3〜6か月(通院10回程度) 通院2回が基本(多数歯の場合などは分けて行うことがあります)
歯の色 変えられない(ホワイトニング併用) 色も同時に変えられる
治療後 保定が必要・後戻りの可能性 矯正のような後戻りはないが、破損・脱離、周囲の歯との色の差、噛み合わせの変化が問題になることがある
費用(税込) 片顎150,000円〜 1歯あたり33,000円(型取り代等が別途)

どちらが優れているということではなく、お口の状態とご希望によって、適する方法が異なります。検査のうえで、両方の選択肢を比較してご説明します。

Suitability

向いている可能性があるケース

前歯のすき間
前歯の小さなすき間を、歯の形の修復で整えられる場合

歯の形の調整
歯が小さい、尖っている、左右差があるなど、形そのものの調整が必要な場合

ホワイトニングでは難しい変色
ホワイトニングでは改善しにくい変色がある場合

歯の先端の欠け
歯の先端の小さな欠けを修復したい場合

慎重な判断が必要・他の方法をご提案するケース

  • 歯ぎしり・食いしばりが強い方:ベニアの破損・脱離のリスクが高くなります。ナイトガードの使用、噛み合わせの確認、生活習慣の確認を含めて検討します
  • 噛み合わせが深い方、すき間や歯並びの乱れが大きい方:矯正が適している場合があります
  • むし歯や歯周病がある方:先にそちらの治療が必要です
  • 健康な歯を削ることに迷いがある方:無理におすすめしません。削らない選択肢からご検討いただけます

Combination

ホワイトニングとの併用について

ベニアを入れた歯と、ご自身の歯の色を調和させるため、当院では、先にホワイトニングや矯正で歯の色・位置を整え、その状態に合わせてベニアの色と形を決める順序をとっています。治療の途中でむし歯治療や抜歯が必要になった場合は、併設のこうなん歯科で対応できます。順序やタイミングはお口の状態とご希望によって異なるため、治療計画の段階でご説明します。

なお、ベニア自体はホワイトニングで色が変わりません。装着後にホワイトニングをされる場合、ご自身の歯との色の差が生じる可能性があることをあらかじめご了承ください。

Flow

治療の流れ

Step01
カウンセリング・検査
お悩みとご希望をうかがい、歯と噛み合わせの状態を確認します

Step02
選択肢の比較説明
矯正・ホワイトニング・ベニアのどれが適しているかをご説明します

Step03
治療計画と費用・リスクのご説明
削る量、仕上がりの方向性、総額をご説明し、ご同意をいただきます

Step04
色・形のご相談
手鏡をご覧いただきながら、色見本(シェードガイド)を使って一緒に決めていきます

Step05
歯の形成と型取り
歯の表面を必要な範囲で削り、型を取ります。麻酔は必要に応じて行います

Step06
ベニアの製作
当院が指定する国内の歯科技工所で製作します

Step07
接着・噛み合わせの調整
通院は2回が基本です(多数歯の場合などは分けて行うことがあります)

Step08
メインテナンスと保護
長持ちさせるため、定期的なチェックをおすすめします。ベニアを保護するためのナイトガード(スプリント)の製作も強くおすすめしています

Price

費用(税込)

メニュー 料金(税込)
ラミネートベニア 1歯あたり33,000円
型取り 2,200円
麻酔(必要な場合) 1,100円
  • 複数歯の場合、ラミネートベニア代は本数分となります(例:2歯の場合 66,000円+型取り代等)
  • 1回の治療で6〜8歯程度まで対応できます。多数歯や上下にわたる場合は、治療を分けて行うことがあります
  • 破損・脱離時の再接着・作り直しには別途費用がかかります
  • 本治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。治療を始める前に、総額をご説明します

価格の考え方:「自分が患者だったら、これくらいなら出せる」——院長がそう思える水準を基準に、費用を設定しています。

Risk

治療前に考えていただきたいこと

ラミネートベニアは歯の形や色を短期間で整えられる一方で、歯を削る処置を伴います。一度削った歯は元に戻せないため、当院では、治療のメリットだけでなく、リスクや将来的な変化についても事前にご説明しています。歯の状態によっては、ベニアではなく被せ物(ジルコニアクラウンなど)や他の方法をご提案する場合もあります。

削った歯は元に戻せません

歯の表面を削るため、元の状態に戻すことはできません。これがラミネートベニアの最も重要なリスクです。

Our approach

当院では、歯を削る前に、マウスピース矯正やホワイトニングなど削らない選択肢と比較してご説明します。迷いがある方には、まず削らない方法からご検討いただきます。ベニアを選ばれる場合も、どの歯をどの程度削る可能性があるかを事前にご説明し、ご納得いただいてから進めます。

知覚過敏

削った後、一時的に知覚過敏(しみる症状)が出ることがあります。歯の表面を削ると、内部の象牙質が刺激を受けやすくなります。冷たいものや風がしみるといった症状が出ることがありますが、多くの場合は一時的なものです。

Our approach

当院では、削る量を必要な範囲にとどめ、歯の状態に応じて麻酔を使用します。術後にしみる症状が続く場合は、経過を確認して対応します。

破損・脱離

セラミックが欠ける、割れる、外れることがあります。歯ぎしり・食いしばりがある場合は、就寝中に無意識の力が繰り返しかかるため、破損や脱離のリスクが高くなります。ご自身では気づきにくいことも多い習慣です。

Our approach

当院では、治療前に噛み合わせの状態と歯ぎしりの傾向を確認します。力のかかり方を踏まえてベニアが適しているかを判断し、リスクが高いと判断した場合は、他の方法をご提案します。治療後は、ベニアを保護するナイトガード(スプリント)の製作を強くおすすめしています。

接着部と歯ぐきの経年変化

接着部分や歯と歯ぐきの境目に汚れがたまると、むし歯や歯ぐきの炎症につながることがあります。また、歯ぐきが下がると、ベニアとの境目が目立つことがあります。いずれも装着直後ではなく、年月の経過とともに現れる変化です。

Our approach

当院では、治療後の定期的なメインテナンスをおすすめしています。接着部の状態確認とクリーニングを行い、むし歯や歯周病については併設のこうなん歯科と連携して予防・治療に対応できます。

色調の変化と仕上がり

ベニア自体は変色しにくい素材ですが、周囲のご自身の歯は経年で色が変わるため、将来的に色の差を感じる場合があります。また、色や形は事前にご相談して決めますが、天然歯と完全に同じ見た目を保証するものではありません。

Our approach

当院では、装着前にシェードガイド(色見本)と手鏡を使い、周囲の歯との調和を確認しながら色を決めていきます。ホワイトニングや矯正で先に歯の状態を整え、色の差が出にくい順序を検討します。装着後にホワイトニングをされる場合、ベニア自体の色は変わらないため色差が生じる可能性があることも、事前にご説明します。

再治療の可能性

将来的に破損・脱離・色調差などにより、再治療が必要になる場合があります。ラミネートベニアは永久的な修復物ではありません。日常的に噛む力を受け続けるなかで、いずれ修理や作り直しが必要になる可能性があります。再治療には別途費用がかかります。

Our approach

当院では、治療前にこうした将来的な可能性をお伝えしています。再治療のリスクを少しでも下げるため、ナイトガードの製作と定期的なメインテナンスをおすすめしています。

FAQ

よくあるご質問

歯はどのくらい削りますか?
削る量は歯の状態と治療計画によって異なります。治療前のご説明で、どの歯をどの程度削る可能性があるかを具体的にお伝えします。一度削った歯は元に戻せないため、ご納得いただいてから進めます。

どのくらい持ちますか?
お口の状態、お手入れ、噛み合わせの力によって異なるため、年数をお約束することはできません。特に歯ぎしり・食いしばりのある方は破損のリスクが高くなることが知られています。当院では、ベニアを保護するナイトガード(スプリント)の製作を強くおすすめしています。

取れたり割れたりした場合はどうなりますか?
破損・脱離の状態によって、再接着、修理、作り直しなどを検討します。再治療には費用がかかります。当院では保証制度は設けていないため、費用の考え方については治療前にご説明します。

矯正とどちらにするか迷っています
当院では、マウスピース矯正とラミネートベニアの両方を選択肢としてご説明できます。歯を動かすべきか、歯の形を整えるべきかを、検査結果とご希望をもとに一緒に考えます。迷われている段階でのご相談も歓迎です。

Reservation
「削ってまでやるべきか」という迷いも含めて、
まずはご相談ください。
歯の形や色について相談する

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